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スパークルチームでは、専門性もライフスタイルも異なる多様なメンバーが、「コラボランサー」として活躍しています。
「コラボランサー」とは、業務委託や副業といった枠組みにとらわれず、それぞれの“will”(実現したい想いや目指したい方向性)を大切にしながら、スパークルチームと深く協働する、新しい関わり方のかたちです。
関わり方は人それぞれ。時間の使い方も、仕事との距離感もさまざまですが、共通しているのは、誰もが“自分らしいあり方”を軸に、スパークルなチームが広がっていくことを願いながら、まっすぐに力を注いでいるということ。
この記事では、そんなコラボランサーのひとり、湯口せりかさん(以下、せりちゃん)をご紹介します!

「チーム」という言葉が、ずっと自分の真ん中にあった
香川県出身のせりちゃん。
高校・大学では硬式野球部のマネージャーを務めるなど、学生時代から“チームの中で誰かを支える”役割に徹しながらも、みんなで力を合わせながら目標に向かっていくことに熱中していました。
「私はずっとチームスポーツに携わってきました。“誰かと一緒に何かを成し遂げる”ということが、自分の全ての根っこにある感覚があります。」
大学卒業後は、東京で人材・組織開発を手がけるリ・カレント株式会社に新卒入社。”プロデューサー”として、6年半以上にわたり企業研修の設計・開発に携わりました。
そこで出会ったのが、現在スパークルチーム代表を務める楠麻衣香です。
「麻衣香さんは、当時の私の採用担当でした。私を社会に出してくださった恩人だと思っています。だから麻衣香さんが立ち上げたスパークルチームにも、私が力になれることがあればと思い、参画しました。」
リ・カレント社でのプロデューサーという仕事は、お客様と講師をつなぎ、研修プログラムを一緒に設計していく役割です。
純粋な営業職というよりも、講師の思いや企業の課題をつなぎ、ひとつの研修プログラムとして形にしていくため、せりちゃんの「誰かの力になりたい」という想いと自然に重なっていたようです。
「チームで協働する」を原体験に、たくさんの人と向き合いながら、多くの人の想いを世の中に届けてきました。
そして現在は、地元・香川に戻って家業の葬祭業を主な仕事としつつ、スパークルチームで副業というかたちで関わっています。


「落ちそうなボールを拾う」、スパークルチームのリベロ!
スパークルチームでは、代表の楠麻衣香をはじめ、フロントで活躍するプロデューサー陣の業務が円滑に進むよう後方支援の役割を担うせりちゃん。
コーチングセッションの日程調整、社内会議の調整、研修プログラムに使う資質グリッドの作成、参加者名簿づくりなど、運営にまつわる細やかな仕事を丁寧に進めていきます。
「私は“落ちそうなボール”を率先して拾える人でありたいと思っています。社内のSlackで誰かの問いかけが未返信だったり、進捗が止まっているように見えたら、声をかける。そういう小さな引っかかりに敏感になれるよう意識しています。」
この“センサー力”は、過去の経験に裏打ちされたもの。
前職でチームリーダーを務めていた際、退職者の案件を引き継ぐ中で、「見えない落とし物」が常に存在することを痛感したと言います。
「誰かが抜けたあとの“何か足りない”に気づいて動いていたら、自然とボール拾いの感度が上がっていきました。そのリベロ力を、スパークルチームの中でも活かしていきたいなと思っています。」
実はスパークルチームのSlackには、せりちゃん向け相談専用の「みんなのせりちゃんねる」というチャンネルが存在しています。
そこにメンバーがせりちゃんに助けてほしいことを投稿し、それをせりちゃんが拾ってサポートしてくれる。メンバーにとっては、まさに駆け込み寺のような存在です。
「私もすごく助かっています、あのチャンネル。依頼があそこに集約されていくので、みんなのお困りごとがスムーズに見えるというか。」
——いままでバラバラと依頼しちゃってて本当にごめんなさい(笑)
「芯のあるしなやかさ」が、チームを“ちょうどよく”調(ととの)える
『芯のあるしなやかさで繋がりを調える、”ひだまり部”敏腕マネージャー』
スパークルチームではせりちゃんの魅力を表現するコピーとしてこのように付けています。
ここで言う「マネージャー」は、役職を表しているのではなく、野球部のマネージャーのような役割のこと。
いまやスパークルチームは、せりちゃん無しでは回っていきません(切実)
「芯のあるしなやかさで、繋がりを調える」
——パッと見では柔らかい印象のあるその言葉の裏には、実はせりちゃんの強さが含まれています。
「“しなやかさ”って大事だと思うんです。でも、それってただ流されるってことじゃない。しなやかであるためには、折れない“芯”が必要だと思ってます」
しなやかであるためには、芯が必要。自分の中で揺るがない“判断軸”をもつこと。それを軸にしながら、状況に応じて柔軟に、でも丁寧に対応する。そこには、ストレングスファインダーの上位資質である「適応性」が大きく影響しているそうです。
「“ひだまり感”を表すために心がけているのは、ちゃんと『ありがとう』を伝えること。そして、なるべく早くレスポンスを返すこと。『これ言っていいかな?』とためらっている人でも、安心して声を出せる空気をつくりたいんです」
相手が心地よくいられる空間を、見えないところで温かく調えていく。それが、せりちゃんの「陽だまり力」なのです。
辛かった新人時代がくれた、ストレングスファインダーとの出会い
スパークルチームが提供する研修プログラムで自己理解やチームビルディングの起点として活用しているアセスメントツール「ストレングスファインダー」。そのパワフルなツールとの出会いが、今スパークルチームに関わっている理由にも繋がっています。
せりちゃんが社会人1年目の頃、営業としてなかなか成果が出せず、営業という仕事そのものが嫌いになっていた時期。
当時はとにかくテレアポの日々で、お客様とのアポイントを獲得しなければ次の仕事(ステップ)に進めないことは分かってはいるものの、うまく成果が出ないことに苦しみ、電話に手が伸びないこともしばしばあったと言います。
ちょうどその頃、当時は会社の先輩だった楠麻衣香(スパークルチーム代表)が、ストレングファインダーの認定コーチの資格取得に向けて学んでいました。
その資格取得に向けたトレーニングの一環で、ストレングスファインダーの資質をもとにした個別セッションをせりちゃんが受けたのがこのツールとの出会いだったそうです。
「私は本当にダメダメ営業だったんです。だからもう本当に仕事がつらくて。
そんな時に麻衣香さんにセッションをしてもらって、なぜ営業がつらいのか、すごく客観的に見えたんです。
どうやら私の上位資質の「ポジティブ」と「共感性」が、電話先の『また営業電話か、イヤだな…』という感情をキャッチしていたようで。」
それからは、電話をかけるときはなるべくこの資質をオフにすることを意識したり、反対に「ポジティブ」を電話でどう届けられるか、に意識を向けるようになり、気持ちがとても楽になったというせりちゃん。
「あの出来事は、自分のなかですごく大事にしたい時間になりました。今でも鮮明に覚えていて、これから先もきっと忘れられないんだと思います。
同じようにつらい思いをしている人たちに、あのときの私のような体験をもっともっと届けたいんです。」
そんな想いを胸に、2021年には自身もGallup認定ストレングスコーチの資格を取得。
前職を退社した今でもスパークルチームに関わることで、人材組織開発業界に貢献をしています。
「あと、スパークルチームって社名に「チーム」が入っているじゃないですか。すごく良いですよね!私ほんとに「チーム」が大好きなんです(笑)」
底なしの「チーム好き」!
今日もせりちゃんは、スパークルなチームを世にたくさん創り出すべく、息を撒いています(笑)
スパークルチームでの大活躍:アレンジ力が爆発した、感謝祭と展示会
せりちゃんがスパークルチームで印象に残っている仕事は「3周年の感謝祭パーティ」と「初めての展示会出展」の2つだそうです。
「やることが山のようにあったんですよね。アドレナリンが止まりませんでした(笑)」
会場選定、スケジュール管理、備品手配、現場の導線設計、シフト表の作成など、とにかくやらねばならないことが山積みなこの2つのイベント。
いろいろ制約がある中で、何かを形にしていくあの感覚がすごく大好きなんだとか。
「ストレングスファインダーの『アレンジ』の資質が大喜びしました。タスクって、1つだとテンション上がらないんですよ。複雑な条件や変化がある中で、どう組み立てていくかが楽しいんです。」
なんて恐ろしい人!(誉め言葉)
実際にイベント当日は、肩にサコッシュをかけて、養生テープ、マッキーを何本も忍ばせて出動。まるで職人のような装備でした。
「私たちが提供している研修も、研修参加者にとっては普段とはまた違った非日常の時間。だからこそ、記憶に残る場をつくってあげたいんです。
どんなに準備しても、想定外は起こる。それに対処していくしなやかさも含めて、場づくりの楽しさだと思っています」



これからも、学びつづける人でいたい
今後の展望を尋ねると、せりちゃんの口からは「学び」という言葉が何度も登場。
「今年は新人研修の講師を初めてやらせてもらいました。これからも、新しいお仕事が舞い込む人でありたい。そのために、学びを止めたくないんですよね。」
現在は、実家の葬祭業に関連する「葬祭ディレクター」の資格取得に向けて勉強中。さらに、コーチングの新たな資格取得も視野に入れ、日々研鑽を積んでいます。
「スキルや肩書きのためじゃなく、誰かの“ちょっとした困りごと”を助けるために、できることを増やしておきたいんです。そういう積み重ねが、自分にとっての『ひだまり』を広げることなのかなって思っています」
誰かの力になれるなら、私は“ひだまり”であり続けたい。
そんな想いを持つせりちゃんは、スパークルチームにとって欠かせない“しなやかで強い力”を持っています。
今日も私たちは、せりちゃんの「調え力」で安心してポカポカさせてもらっています!
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