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人材開発

【保存版】人材育成・人材開発担当になったら読んでおきたいオススメ本 4選

企業の非財務領域への取り組みが重要視される昨今、「人材への投資」を通じて企業価値を高める人的資本経営への注目度が高まっています。

その人材投資の施策として、賃上げやリスキリング機会の提供などの取り組みが大企業を中心に目立っていますが、“本質的な人材投資”の基盤としては、「人材開発」への取り組みは欠かせないものになります。

また人的資本経営の推進におけるキーファクターとされている「経営戦略と人材戦略の連動」においても、事業戦略に応じた人材開発の取り組みが必要不可欠なものとなります。

つまり、「活き活きと働く社員を生み出す企業」という魅力作りにおいて、「人材育成」「人材開発」の取り組みは基礎となる部分であり、かつ採用においても大きく影響されていく部分でもあります。

そのような人材育成・開発の重要性がますます高まる現代において、新たに人事部の人材育成担当や人材開発部、キャリア開発部に配属された方や、マネージャーポジションを担うことになった方も多くいるかと思います。

この記事では、そのような方々に、スパークルチームが厳選した、人材育成の担当になったら読んでおきたい人材開発に関するオススメ本をご紹介します。

推薦するのは、“スパークルチームの歩く辞書”という異名を持つ、キャリアプロデューサーのあかねさんです。

ストレングスファインダーの上位資質に「学習欲」を持ち、これまで読んだ本は、自宅の大きな本棚には入りきらず廊下にまでズラリと並んでしまうほど…。

そのつよみと豊富な知見を活かし、日々悩める人事の方を支援しているメンバーです!

【推薦人】伊名岡 茜(あかね):キャリアプロデューサー(別名:スパークルチームの歩く辞書)

キャリアコンサルタント(国家資格)を有し、前職ではキャリア開発施策(キャリア面談、キャリアデザイン研修)の導入から企画立案、運用まで担う他、講師として約400名の研修を担当。人材育成担当として、新人研修、若手選抜研修などにも携わる。

人事育成・人材開発担当になったら読んでおきたい本 4選

①『図解 人材マネジメント入門』 坪谷 邦生(著)

人材マネジメントの専門領域は広く、そして1つ1つがとても深いです。それぞれの専門領域が関わりあっているため、1つだけに詳しければ業務ができるわけではありません。

本書は、「人材マネジメントとは何か?」ということから、「人事評価」、「賃金・退職金」、「働きがい」「等級」「採用」「異動」「人材開発」「組織開発」など、人材マネジメントに関連する領域に関してシンプルに説明されています。
また、各領域の関連性が図解化されている点が非常にわかりやすくまとまっているのも特徴です。

著者は人材マネジメントの研究者ではなく人事コンサルタント(実践者)であるため、理論に対する解説が現実に即しており、人事部の人材育成担当になったばかりの方にも非常に理解しやすい一冊です。

『図解 人材マネジメント 入門
人事の基礎をゼロからおさえておきたい人のための「理論と実践」100のツボ
坪谷 邦生(著)

■この本から学べる事
人事・人材マネジメントの基礎をゼロから学べる

■こんな人にオススメ!
・事業部門からHR部門(人事やキャリア開発)に異動してきた人
・新入社員でHR部門に配属された人

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あかね

私も事業部から人事部へ異動したときに欲しかった本です。(当時は、人材マネジメントの関連領域を網羅した本がなく苦労しました(涙))

1ページから順に読むというよりは、必要な項目の逆引きや自分の興味があるところから読むのがオススメです!さらに深堀したい場合は、専門書を読みましょう。

②『企業内人材育成入門』 中原 淳(著)

「人がどのように学ぶのか」「学びの場をどのように作るのか」について学習のメカニズムや学習モデルなどの様々な理論をもとに紹介されています。

単なる理論の紹介ではなく、各章の冒頭に研修現場のあるある話(具体的事例)が書かれており、それらが理論や筆者の見解により説明されているため読みやすく構成されています。

研修のつくり方や仕事の現場で学ぶ意義の解説もあり。 “知識やスキルの詰め込み研修”や“やりっぱなしOJT”から脱却し、より効果の高い研修や学びの仕組みづくりを考えるエッセンスが凝縮されています。

『企業内人材育成入門』 中原 淳(著)立教大学経営学部 教授 他

■この本から学べる事
人材育成・キャリア開発を考える際の根底となる“人を育てるための心理学”が学べる

■こんな人にオススメ!
・人材育成に関連する部門に着任した人(HR部門内異動含む)

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あかね

研修企画は、事業部門の「オレ流人材育成論(持論)」と衝突することも。しかし、持論は組織・集団に適応するかの根拠はありません。

本書は、持論に振り回されることなく今の組織に必要な研修を考えるヒントが満載です。
少し古い本ですが、今でも研修企画に迷ったら、この本を読んでいます。

③『「研修評価」の教科書』 中原 淳(著)

研修のゴールは「学び」や「成長ではない」、「経営・現場にインパクトをもたらすこと」「学習はそのための”手段”」」これが筆者の冒頭の書き出しです。

この考えを実現するための研修評価の方法が本書に記されています。理論による解説とともに、具体的は方法(How to)も示されており、本を読んだその日から研修評価を見直すことができます。

この20年で人材開発の考えは激変しましたが、その中で何一つ変わらなかった「研修評価」の見直しに着手した一冊です。もう誰にも「研修なんて役に立たない」とは言わせません!

『「研修評価」の教科書』 中原 淳(著)立教大学経営学部 教授 他

■この本から学べる事
研修転移(研修で学んだことを、現場で実践し、成果につなげる)の考え方とその評価方法が学べる

■こんな人にオススメ!
・研修を企画/設計し、運営している人
・人材育成に関連する部門に着任した人(HR部門内異動含む)

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あかね

今まで使っていた研修後のアンケートを毎回流用していませんか?
研修の目的な何か、その基本に立ち返り評価項目を見直すきっかけになる一冊です。

私も、研修後の評価や研修効果の維持を相談された際にお客様にご紹介しています。

④『困難な組織を動かす人はどこが違うのか?POSITIVE LEADERSHIP』キム・キャメロン(著)

困難な状況で並外れた成果を達成した組織かを分析し生まれた「ポジティブリーダーシップ」について書かれています。

本書の述べる”ポジティブ戦略”は、優しく単純で甘ったるい行動ではなく、努力や高い基準を要求しています。本書が他のリーダーシップに関する書籍と異なる点は、実証的研究が証明した結果に基づき書かれていることです。
単なる「べき論」ではない実践レベルでの方法論(実用的なガイドライン、評価ツール)も記されており、明日から取り組むこともできます。

また、ポジティブ戦略の効果は、あらゆる文化にも共通することが実証されているため、日本でも通用すると考えられます。「アメリカの考え方でしょ」と斜に構えることなく読んで欲しい一冊です。

『困難な組織を動かす人はどこが違うのか?POSITIVE LEADERSHIP』 キム・キャメロン(著)ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネス教授

■この本から学べる事
ポジティブに個人や組織にかかわり、型破りな業績を達成するための戦略が学べる

■こんな人にオススメ!
・管理職研修の企画担当者
・HR部門の管理職、リーダー

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あかね

人事系の仕事をしていると”性善説”に立つべきか?”性悪説”に立つべきか?考えさせられることがあるかと思います(私だけ?)。

この本を読むと「ポジティブにかかわると良いことがある!」と心から思えます。
今の日本を、そして組織を、元気にするヒントが見つかります。

ストレングスファインダーを活用した「ポジティブアプローチ」な人材開発

魅力的な会社づくりにおいて、人材開発の取り組みは非常に重要な因子となります。

今回ご紹介した本は、世の中にある数多くの本の中からおすすめを厳選したものになります。

他にも学びを得る本は多くありますので、ぜひたくさんの本から新たな気づきやヒントを得て、日々の業務に活かしてください!

なおスパークルチームでは、ストレングスファインダーを活用した人材開発支援を行っています。

社員ひとりひとりの「つよみ」にフォーカスしたポジティブアプローチでの人材開発研修を通じて、心理的安全性の高い職場づくりを行い、社員全員が自身のポテンシャルを気持ちよく発揮しながら業務に取り組める活き活きとした環境づくりをサポートしています。

企業の課題や状態に合わせて、最適なプランをご提案していますので、人材開発施策にお悩みの担当者の方は 、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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ぜひご活用ください!