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ストレングスファインダー

【つよみにフォーカス】ストレングスファインダーとは?

Author:
楠麻衣香(スパークルチーム代表)

ストレングスファインダーとは何か:①成り立ちと資質のナゾ

私たちは、ポジティブなチーム文化を創るための共通言語として『クリフトンストレングス(以下ストレングスファインダーと呼びます)』を活用することをお勧めしています。ストレングスファインダーとは、世論調査のグローバル企業である米国Gallup社が開発した、個人のつよみの源泉を発見し、つよみの相互依存チームを醸成するためのアセスメントです。

ストレングスファインダー開発の成り立ちと背景

ストレングスファインダーとは、ハイパフォーマーは一体どんな力を持っている人なんだ!?ということを70年以上にわたって200万人以上のハイパフォーマーのビジネスパーソンに聞き取り調査し、統計データとポジティブ心理学に基づいて開発されたビジネスツールです。

このインタビューの中で、成功要因を生み出す人間の才能は5000項目以上あるということが分かったんだそう。
でもさすがに5000じゃ多いよね、ということで似たような才能をカテゴライズして、34個の「資質(英語ではTheme)」に整理してみました、というのがこのツールです。

開発者のドナルド・クリフトン博士(通称ドン・クリフトン)は、第二次世界大戦で活躍した有能なパイロットでしたが、退役後は自分の人生を世の中に役立つために使いたい、と教育者への道を歩みました。「ポジティブ心理学の祖父」と呼ばれ、ポジティブ心理学を学問として確立することに多大なる貢献をするのですが、もっとポジティブな側面に光を当ててお互いのつよみを活かしあう社会をつくりたい、と開発したのがストレングスファインダーだったのです。

ストレングスファインダーを表す図

「資質」は強みではない!?

アセスメントを受けて出てきた5つの資質は、それ自体は強みではないんです。

トップ5として出てくる資質は、それぞれの傾向性を表しています。
日常生活でついついやってしまうことだったり、
とてもワクワクすることだったり、
なぜか人よりも習得が速いことだったり、
物事が起きたときに真っ先に考えることなど
その人の特有の価値観や思考の癖がわかります。

資質とは、いわば両手に持つ「使いやすい武器やお道具」です。
例えれば、“はさみ”のようなもの。

はさみ自体は良いも悪いもありませんが、歯を研ぎ、技術を磨き、芸術作品を作って周囲を喜ばせるために使えば強みになります。

しかし、自分がはさみを持っていることに気づかずに振り回してしまうと、自分や他人を切りつけてしまうこともあり、弱み使いとなってしまいます。

つまり、ストレングスファインダーは自分の強みとなり得る源泉である、武器がわかるツールです。

自分がどのような資質を持っているかをまず理解し、強み使いへと磨いていくことが大切なのです。

ちなみに、日本語で「資質」というと、「性格に根付いた変わらない気質」という意味合いがありますが、ストレングスの場合、その順位は年齢や環境によって変わりえるものなので「資質」という言葉はストレングスファインダー用語だと思ってください。言葉の定義に違和感がある方は「才能」と読み替えていただいてOKだと思います。

ストレングスファインダーとは何か:②資質を強みに変えていこう!

つよみを生み出す重要な公式

Gallupでは、「強みとは、ある特定の作業で一貫して良い結果をもたらすことができること」と定義づけています。

ここで重要な公式をお伝えします。

資質×投資=強み

資質とは、才能のあつまり、傾向性です。

成果を出すために使ったり、技術を磨いたり、栄養を与えることを、「投資行動」と呼んでいます。自分の才能が何かを理解し、日々投資行動を続けることで能力としてのつよみへと磨いていくことができるのです。

マチュア(成熟している)だと強みになる!

資質を強みとして使うためには、For Us、つまり私を含めたみんなのために使う経験やスキルを身につけて投資することが必要です。

一言でいうと、Mature(マチュア=成熟した)に使うことが大切。「オトナ度をあげよう!」ということですね。

たとえば、わたしのトップ5
 戦略性(Strategic)
 コミュニケーション(Communication)
 個別化(Individualization)
 活発性(Activator)
 着想(Ideation)

のうち、戦略性コミュニケーションを例に挙げて説明しましょう。

戦略性というのは、「構造化の天才」。

カーナビのような才能と言われ、得たい成果=ゴールが決まるとそこにたどり着くためのルート(選択肢)を複数出し、最適なルートを状況に合わせて見つけていく資質です。また、物事の構造を瞬時に見抜く天才でもあります。

コミュニケーションは、「最適な言葉を選んで相手を動かしていく天才」。

比喩やストーリーで語るのが上手く、まるでその場で体験しているかのように情景をありありと語るので、言語化の天才ともいわれます。

この二つの才能が合わさって強み使いをすると、相手の理解度に合わせて、難しいシチュエーションも例え話を用いて構造をわかりやすく説明して問題を一緒に解決したりします。また、一見わかりにくい無形の商品サービスをわかりやすく説明することで、相手も安心感をもって購入することができるなど、信頼関係をつくることができます。

一方で、この2つの才能はいわゆる詐欺師才能でもあり・・・。

なんと言いくるめたら相手にYesと言わせられるか、いくつかトラップを仕掛けて相手が自分でYesと言うように仕向けて、高いツボを買わせることもできちゃう!

使い方を間違えば、相手を問い詰め追い詰めてぐうの音も出ないほどにつぶしてしまうこともできます。

つまり、持っている才能をみんなのために、ただしく使えばみんなハッピーにすることができます。

しかし、

・自分の状態が不安定だったり、
・自分の利益だけを優先しようとしたり、
・自分の欲望を満たすがままに暴走させる

という未熟(Immature)な使い方をすると、自分も相手も傷つける、弱みづかいにもなってしまうのです。

強み使いと弱み使いを決める分かれ道となる最も根幹には、自分に対する肯定感や存在を承認されているか、自分を客観的にとらえてコントロールできる力があるか、といった、人としての土台やあり方の部分と密接につながっています。ストレングスファインダーを使いこなすためには、投資行動として自分のことを客観的に理解できるようにコーチを付けたり自分を時に承認したり栄養を与える行動がとても重要なのです。

以上が、ストレングスファインダーとは何か?について、大きくまとめたご説明になります。(まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが…!)

さらに理解を深めたいという方は以下の記事もあわせてご覧ください。

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