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トランスコスモス株式会社様 広報チーム

【ストレングスファインダー活用事例】社内から必要とされる存在を目指す(後編)

トランスコスモス社のDEC統括DA本部広報チームの皆さんへのインタビュー後編です。
メンバー漣さんの強みがあふれる様子をご紹介した前編に続き、リーダーの吉田さんの素顔とチームの実態に迫ります。

何度もメンバーに言い聞かせているポリシーは、ゼロから模索してつかんだ1つの答えだった

広報チームへ異動して約5年の吉田さん。大阪、沖縄、東京といくつかの部署を経てたどり着いた広報の仕事は、自ら手を挙げて異動してきたものの、当初そんなに強い意志があったわけではなかったのだそう。

吉田さん

当時組織再編で担当の仕事がなくなっちゃって。育休明けだったり組織の文化だったりいろいろ重なって、肩身が狭かった。ちょうど広報のポストがあくと聞いたとき、他に誰もいないって聞いていたので、自分のやり方で好きにやれるなと思ったんです。そのころは広報って何やるのかもよくわかってなかったですね(笑)。でも、人の役に立つことは好きでした。

まいP

自分のやりたいようにやれる環境が欲しかったんですね。

でもいまの吉田さんからは、やる気がなかったようには全く思えないんですが、いつごろから広報チームのお仕事が自分のものになった感じなんですか?

吉田さん

そうですよねー、いやー、何でしょうね・・・。

最初は一人だったんで、先輩がいなかったんです。その都度ほかの部署とか周りに聞きまわりながら自分のやり方でやれるようになって…。それが通用しはじめたのが1年くらい経ってからかな。「あー、これだ」って。人から頼ってもらえるようになったんです。

まいP

どんな風に?

吉田さん

自分の担当しているプロジェクトを社外に広めたいんだけど良い方法ない?とか、勉強会やりたいんだけど周知したい、とかそういう情報発信系。現場のマネジャー層からはこの人賞賛してほしい、っていう依頼とか。

まいP

!!そんな依頼、社内で普通ないですよ。素敵な依頼!

吉田さん

その時は仙台の拠点の方だったんですけど、東京に出張するタイミングで取材させてもらったりしましたね。

まいP

それ、広報チームが動くようになってから、本部全体の文化も変わってきているんじゃないですか?

吉田さん

あはは、どうなんですかね(照)

まいP

そうですよ、サラっと普通にお話されてますけど、「あの人賞賛して」なんて依頼聞いたことないですよ。

吉田さん

広報チームが目指すものは、本部の課題に即しているかどうかです。売上拡大にいかに貢献できるかや、いかに社員のモチベーションを向上できるか。間接部門だからこそ、本部に寄与する仕事をしていかなきゃいけないんです。

まいP

なんだか「戦略性」をむくむく感じますねぇ。でも確かにチームのミッションではあるんでしょうけど、吉田さんご自身のミッションにもなっていませんか?

吉田さん

そうですねぇ。多分なんかの本かセミナーで聞いたんです。「広報活動は社員のモチベーション向上につながる」って。それまでぼんやりしていた広報への感情が、「これだ!」と思って自分のポリシーになっていったんだと思います。漣さんがチームに参画したばかりの頃は「広報は社内のモチベーション向上につながるんだ」って言いまくっていたから・・・。

まいP

自分で探しに行ったんですね。むちゃくちゃ共感します。私も会社員時代マーケティングの立ち上げを命ぜられたとき、社内にやったことある人はいないし、BtoBのマーケティングって当時あまり広く扱われていなかったから文献とかもなくて、とにかくあちこちセミナー行ったり他者のマーケターの人に会ったりすごい探してました。マーケティングってなんなんだって。

吉田さん

そうなんですよ!先輩もいなかったから、とにかく広報ってなんだ?というのをその時模索しまくってたんですよね。

共通言語で相手を知ったら、イライラしなくなった

まいP

吉田さんから見ていまのチームはどのような状態ですか?

吉田さん

ストレングスファインダーを通じてお互いの理解が進んでからますます良い感じですね。

そもそもストレングスファインダーでチームビルディングしようと言い出したのは香川さんなんです。

彼女は「成長促進」もあるから、ストレングスファインダーを活用したらこのチームはもっと大きくなるんじゃないかと言い出したんですよ。私は二人に仕事をお願いする立場なので、むしろそれって2人にとってはつらいんじゃないかと思って躊躇しているところもありましたが、でも実際にセッションを通じてお互いの資質を知ったら、実は私からのむちゃぶりも相手の資質的には実は嬉しいんだ!ってことがわかって、とてもやりやすくなりました。

まいP

吉田さんご自身はストレングスファインダーと出会ったきっかけは?

吉田さん

もともと、ポジティブヘンタイなMさんに教えてもらったんですけど(笑)、その時私、仕事でもプライベートでもいろんなことが重なってむちゃくちゃ落ち込んでたんですよ。本当にたまたまMさんからストレングスファインダーの話を聞いて、自分の強みがわかるというし、何かこの状況から打破するものがあるかなと思って。それでテスト受けて、自分への理解が深まりました。戦闘力があがった気がする。

まいP

戦闘力!

吉田さん

私の今年のテーマは「戦闘力」なんですけど(笑)、戦闘力って、攻撃力、防御力、回復力全部合わせて戦闘力だと思ってるんです。その戦闘力を上げるためにも、ストレングスを意識して仕事につなげるようになりましたよね。特に「最上志向」は抑えてます。

まいP

抑えてるんだ!(笑)

吉田さん

今までは「これやったら周りは嫌がるかもなぁ」くらいに思っていたことが、「これは最上志向なんだ」ってわかるようになってコントロールできるようになりました。この仕事、そこまで工数つぎ込む必要あるか?と考えた時に無駄遣いを止めている感じ。それはすごくよかった。

戦略性」も、いろんな人に絶対それ戦略性!って言われる(笑)。だからそうなんだ、って理解できるようになって、今は意識的に使ってます。

まいP

なるほど、上手に暴走しそうなところをコントロールしたり、自分の資質を意識的に使おうとしているんですね。すごい強みづかいですね!

チームの中ではどんな風に使ってますか?

ぬまっち

漣さんなんかは「一人内省タイム」とか言って一人の時間作ったりね。

まいP

さっきも「着想倶楽部ノート」とか言ってましたもんね(笑)

吉田さん

そうそう。とにかくチームの共通言語になってます。

たとえば、香川さんの「信念」って、たまにガッと出る時がある。でもそれをみんなが理解できているから嫌な気分にはならなくなりました。

まいP

わぁ、素敵だ

吉田さん

たまに上司の前で「あれは絶対やりません!」とか言っちゃったりするんです(笑)。「戦略性」の私には絶対無いことなのでビックリしたりします(笑)。でも彼女がなぜそうするのか、理解できるからすごくコミュニケーションがスムーズになった。

絶対みんなやったほうがいいと思いますよ!テスト受けただけじゃもったいないから、それをチームで活かすフレームワークを持てるようになるといいんですよね

ぬまっち

それで次回、チームのミッションビジョンバリューをつくるんだよね。

まいP

え、それこれからワークショップやるんですか?見たい!お邪魔していいですか?

吉田さん

もちろんいいですよ~!

ということで、尽きないヘンタイトークを聞いていたらあっという間に予定時間に。

後見人ぬまっちが、これまで3回ほどワークショップをやったり、自主的に他部門とストレングスファインダーを使ったランチ会をされたりと、かなりお互いに資質の理解が進んでチームに生かせている様子ですが、皆さんの強みをさらにチームマネジメントに生かしていくワークショップにお邪魔することになりました。

次回はこのチームがスパークルチームたる所以と、さらに強化するためのきっかけの場に潜入したいと思います!

インタビュアー&後見人’s VOICE

まいP

第1回目のインタビューでしたけど、むちゃくちゃ皆さんキャラが濃かったし、素敵なチームでしたね。お互いのことをすぐに「彼女の●●な強みが生きてる」とすんなり出てくるあたり、お互いの関係性がすごく密だなぁと。

ぬまっちから見ていてこのチームのすごさはどこにあると思います?

ぬまっち

でしょう?

まず、リーダーの吉田さんが偉ぶることなく、他の2人をしっかり立ててらっしゃるところが素敵なんですよね。メンバーができないことを見極めて、自分のストレングスのお道具箱から意識的に才能を使っている、吉田さんのリーダーとしての自己認識力のすごさがあると思うんですよ。

2つ目に、漣さん、香川さんのお2人も、そんな吉田さんへのリスペクトと信頼があるから、自分たちの強さも弱さもしっかり場に出して、笑い飛ばせる。そういう場が出来上がっているチームなんですね。

そして3つ目は、そんな中でも特にメンバーの2人は、自分たちの存在意義を日々感じながら、しっかり持ち場で成果を出し続けているという、メンバーの強さね。

まいP

ぬまっちはワークショップやってて彼女たちの変化を見ているものね。

ぬまっち

当初、中にはストレングスファインダーに懐疑的な人もいたけど、自分のことを話して受け入れられるという体験が生まれたことで、自分自身への興味が高まった感じがしましたよ。

最初は自分の資質を持て余しちゃってるところが3人ともあったけど、3回のワークショップの間に、日常生活でかなり相互を理解する会話がなされていたんだと思います。

まいP

なんだかエンゲージメントをまさに体現しているチームだねぇ。

こりゃ次回のワークショップも、ほかのスパークルチームに出会うのもむちゃくちゃ楽しみだわ!