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東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 法人ソリューション部

強みも感情もオープンに。「圧倒的な対話量」と「ポジティブな関係性」で難しい仕事もチーム全員で乗り越えていく

強みを活かした素敵なチーム・職場を目指し、スパークルチームとのコラボレーションによって様々な取り組みを推進する企業をご紹介する本コーナー。

第9回目となる今回は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 法人ソリューション部のみなさんです。

新規事業・サービス創出という難しいミッションを抱えながらも、日頃からたくさんのコミュニケーションを重ね、お互いに助け合いながら仕事を前に進めているこのチーム。

そんなチームが、ストレングスファインダーでお互いの強みを言語化したことでどのようにお互いの関わり合いを深化させていったのでしょうか。

ストレングスファインダーを活用したチームビルディングワークショップを通じた自己理解や相互理解、またそれぞれの強みの活用などについて、チームのみなさんに伺ってきました!

取り組み内容   

ストレングスファインダーを活用したチームビルディングワークショップ

実施目的

・一人ひとりの強みを活かしたチームパフォーマンスの向上
・「良いチーム」である理由を強みの側面で把握し、再現性のヒントを得る

スパークルチームの貢献

チームビルディングワークショップの企画・実施

ワークショップのゴール 
 ・自分の強みの源泉を知り、つよみをさらに伸ばすための実践につなげる
 ・メンバーの強みの源泉とつよみを知る
 ・強みの掛け算をつくるためにお互いにギフト&サポートできることを決める

アジェンダ
 ・ストレングスファインダーとは
 ・資質を通じた相互理解
 ・投資行動「強み開発レシピ」:ストレングスファインダーの活用
 ・強みを貸し借りする:ギフト&サポート

実施時期 2024年6月

対象 法人ソリューション部 部長1名、課長1名、メンバー4名

実施形態 対面(オフライン)

【導入背景】感情豊かだからこそお互いに助け合って前進するチーム。その再現性を求めて強みを可視化

楠 麻衣香

今回、みなさんにはストレングスファインダーを活用したチームビルディングワークショップを実施いただきました。まずは実施に至った背景について教えていただけますか?

寺川課長

私たちのチームは、法人ソリューション部という組織の中でも、特に新規事業の創出や既存事業における新サービス展開に向けた企画・検討を推進しているチームになります。そのため、常に「新しいことを生み出す」「価値を創出する」というミッションに対する苦悩はみんなそれぞれ抱えていて、それを普段からチームで共有しながら難しい局面を乗り越えています。

そういう意味ではチームの関係性やコミュニケーションの面で非常に良い状態だなと思っているのですが、一方で、果たしてみんなが自分の強みや経験を活かしながら働きやすい環境で仕事が出来ているのかな?という面でチームを捉えてみた時に、個人的にはまだつかみ切れていないな、と感じるところもありました。

なので今回、ストレングスファインダーを基点としてみんなの強みや価値観をチーム全体で明確にする事で、今後の事業創出やお客様への提案活動などにも良い影響をもたらすのではないか、という想いがあり、ワークショップを実施しました。

楠 麻衣香

”チームとしての関係性が良い”って明言できるってすごく素敵ですよね。

普段はどういう雰囲気のチームなんですか?

石井さん

コミュニケーションの量はかなり多い方かなと思います。朝もみんな早いですし、そこでの会話はかなり盛り上がることが頻繁にあります。

わいわいガヤガヤといった普段の会話もありますが、仕事に関しても「こんな風にやってはどうか」といったポジティブな意見を発しやすい雰囲気でもありますね。

森下さん

コミュニケーションが多いからなのか、ちょうど昨日「優しそうだよね」って隣の部の方から言われました。お互いに助け合いながら仕事してるって印象みたいで。

寺川課長

たしかにみんな感情表現が豊かだよね。

冷静に仕事をしていることもあるけど、急に「あーー!!」とか「ウゥゥ‥‥!」とか叫び出したりして。でもその感情を出して、それをお互いに助けに行っている感じですね。

楠 麻衣香

感情を出せるっていいですね!そのオープンな雰囲気が他の部署にも伝わっているんでしょうね。

部長の小林さんから見てこのチームはどんなチームですか?

小林部長

対話の量が圧倒的に多いチームだなと思います。

仕事としてすぐに成果が上がるような業務じゃなくて、中長期的な視点で仕事を進めていかなきゃいけないことが多いんですよね。その「成果がすぐに見えない」ってすっごく苦しいじゃないですか。

そんな状況でも、このチームはとにかく前に進んでいこうという個々人の力がすごく高いんです。しかもお互いの関係性がすごくいいから、みんなで力をあわせてとにかく突き進んでいく。すごく良いチームだなと思います。

楠 麻衣香

なんでそんなに関係性の良いチームなんだと思いますか?

小林部長

そこが私自身もいまいち説明がつかなくて。正解な答えはないと思うのですが、でもある種の”言語化”ができると、再現性が生まれて他のチームにも広げていけるのではと考えています。

そのためにも、メンバー一人ひとりの強みを理解していくことが大切な要素の一つかなと思っています。

【自己理解と相互理解】周囲の理解という安心感で、気負わずに過ごせるように

楠 麻衣香

今回、ストレングスファインダーの資質を通じた自己理解の深耕や、メンバー間の相互理解、またその強みをどう貸し借りすることで力を発揮できるか、といったワークショップを実施いただきました。実際に参加してみて、いかがでしたか?

石井さん

私は自己理解という点で、上位だけじゃなく下位の資質もしっかり見ることも重要だなと感じました。

私の場合は最下位が最上志向で、最初見た時は全然ピンと来なかったんです。でも解説を聞いていると、「あ、たしかに7割くらいで人に相談してるかも…」と思い当たる節が多くて。そういう意味でも自己理解がかなり深まったなと思います。

相互理解に関しては、これまでふんわりと抱いていた相手への印象が明確に言語化されたなという感覚があります。

例えば、内田さんは分析思考を上位に持っているのですが、たしかにいつも「答えがない相談」をしたとき、現状をしっかり見た上で事実に基づいた回答をしてくれるんですよね。その理にかなった回答は、まさに内田さんの分析思考からくる強みなんだとなと、非常に腑に落ちました。

楠 麻衣香

分析思考は「複雑なものをシンプルにする天才」ですもんね!物事の因果関係をすごく上手に見つけ出していきます。

そんな内田さんは、いかがでしたか?

内田さん

私はこれまで「強み」や「資質」、という言葉の意味合いをどう捉えたらいいのかあまり分かっていなかったのですが、ワークショップを受けて、それはその人にとって「行動として出やすい・出にくい」ものであるという事なんだと自分なりに理解できました。

なので、上位の資質は”心地がいい”ものであるからこそ、メンバーの上位資質を1~2個ほど頭に入れた状態でコミュニケーションを取るようにしています。

例えば寺川さんは自我を上位に持っているので、案件の話をするときもインパクトが大きい話から入ると乗ってきてくれやすいかな、とかですね。

寺川課長

そうだったんだ!でも言われてみるとそうかも(笑)

楠 麻衣香

資質を踏まえたコミュニケーションは相手にとっても”心地がいい”ですもんね。内田さんは個別化も2位にお持ちなので、ナチュラルにそれが出来ているのかもしれないです。

加藤さん

私も、自分自身やみんなの資質の解説を聞いてすごく納得しましたし、言語化されたことでより理解が深まったと感じています。

その中でも特に、下位資質に関しては「無理をしなくていいんだ」と気づけたことが一番大きいですね。私は活発性が最下位なのですが、無理にその行動をとり続ける必要はないんだなと知れて、すごく楽に過ごせるようになりました。

楠 麻衣香

「無理をしなくていい」!すごく素敵な言葉。ついつい足りないものを無理に補おうとすると余計に苦しくなっちゃいますもんね。

森下さん

私は、自分の強み・弱みを誰かに”伝える”ときにも、資質をベースに話すとすごくスムーズだと気づきましたね。

今ちょうど他社との合同研修を受けているところなのですが、グループワークでの自己紹介でストレングスファインダーの資質を使ってみました。グループのメンバーもストレングスファインダーを知っている方が多く、私が上位に慎重さを持っているのを見て、「じゃぁ議論で本題から外れたら森下さんにそこは頼むね」といった役割分担が出来ました。

楠 麻衣香

資質が共通言語になったのですね!資質を理解しているとディベートもスムーズに進みますよね。

では課長の寺川さん、どうでしたか?

寺川課長

私は自分の資質の中でも、自我が特徴的だなと思っています。

自我は一歩間違えるとわがままな人とも捉えられてしまう可能性があると思っていて、これまでも「これ言っちゃっていいのかな…」と自分の声を飲み込んでしまう部分が正直ありました。

でもワークショップを通して自分の資質をみんなが知ってくれて、しかも理解してくれた状態になったことで、あまり気負うことなく言えるようになりましたね。

楠 麻衣香

マネージャーという立場的にも、「受け止めてもらえる」という安心感はすごく大きいですよね。

寺川課長

そうですね。遠慮していた部分もあったので、すごく助かりました。

メンバーの強みについても、これまで一緒に過ごしてきた中で自分が感じていたそれぞれの強みと大きくはズレていなくて、より強みに対する理解の解像度が上がりました。その点では、接し方もこれまで通りで良いんだいうことが客観的にも分かったので、自信にもなりましたね。

これからは、個々人の上位資質を活かしていくための働き方が具体的にどういうものなのか、実務に落とし込んで考えていきたいなと思っています。

【強みの貸し借り】無意識の強み活用が、誰かの助けに

楠 麻衣香

内田さんや森下さんのお話にもありましたが、他にもワークショップ後に資質を意識したり活用したり、などはありますか?

石井さん

私はワークショップでもらった天才カードに書いてある「資質を強みに変えるために」の箇所は、自分だけでなく他のメンバーの内容も意識して見ていたりはします。

そうすると、「この人は資質上だとこういう状況になると大変なのかも」という場面に対して、強みに変えるためのアシストをしてあげられるんじゃないかなと思っていて。

石井さんの”天才カード”。下部に「資質を強みに変えるため」のヒントも
楠 麻衣香

すごい!この部分を他の人の内容まで見ている方、初めてお会いしました!作成者としても嬉しい限りです!

石井さん

お互いがお互いを助けるってすごく大事で、その大変な状況に気づいてあげる、声をかけてあげる、そして下の方から支えてあげる、というアプローチも重要だなと思っています。

私もまだみんなの内容を覚えているわけではないので、少しずつ意識していきたいなと。

寺川課長

たしかに一人で出来ることって限界があるのに、どうしても一人でやってしまう事って多いですよね。だからこそ悩みや苦しさが表面化されないので、そういう点では「資質を強みに変えるために」という意識があれば、相手の悩みに気づきやすくなるかもしれないですね。

楠 麻衣香

(なんて温かいチームなんだろう…!)

森下さん

私は上位に成長促進があるのですが、たしかに普段から誰かの相談に乗ったりだとか、若手のお世話をするような業務をするときはすごく心地が良いんですよね。時間を割いても苦じゃないというか。

その感覚はこれからも大切にしたいなと思っています。

寺川課長

以前に大きめの案件があった時、森下さんに少し手伝ってもらったんですよね。
その時は森下さんの成長促進を期待してお願いした部分もあって、するとやはり見事に周りをうまく巻き込みながら進めてくれて。そこは森下さんの明確な強みだなと思います。

あと慎重さもあるから、すごく丁寧に状況を整理しながらやってくれたんですよね。

そういう風に資質をうまく活用しているのを見ていると、こちらも安心して任せられますね。

加藤さん

森下さんは本当に仕事の進め方が丁寧ですよね。以前一緒にお仕事した時、すごく感じました。

森下さん

でも別に自分では「丁寧」っていう感覚はないんですよね…。

楠 麻衣香

上位資質なので意識しなくてもナチュラルにできてらっしゃるんだと思います。そしてそれが相手にとっても良い助けになっているって、素晴らしいですよね。

ちなみにこんな感じで相手のことを褒めたり承認しあったりって、普段からあるんですか?

寺川課長

どうだろう…特に意識はしてないですけどね。でもとにかく色んな会話はしていますね。

内田さん

あ、でも小林さんはたくさん褒めて下さるなっていつも思います。

何か一つの事象に対してだけじゃなく、日々の行動に対して思っている事などをよく伝えてくれますね。

小林部長

うーん、そうなのかな。自覚ないかも。

楠 麻衣香

それくらい普段から相手を尊重する文化が浸透しているということなんでしょうね。言ったつもりはなくても、受け止める側はそう捉えるし、嬉しいから覚えているし。

加藤さん

そういう意味では、みなさん明確なコミュニケーションをしあっているなと感じます。指示も明確だし、感謝やお詫びも明確ですね。すごく過ごしやすいです。

楠 麻衣香

職場が”過ごしやすい”ってすごく大事ですよね!心理的安全性が見事に担保されているんだなと感じます。

小林部長

このチームは、関係性がすごくポジティブなんですよね。ストレングスファインダーの資質って、ややもすると「レッテル貼り」になってしまうこともあるのですが、決してそうはならないチームです。

例えば、寺川さんが自我をふんだんに使ってエネルギーあふれる話をする時なんかも、「あ、寺川さんの自我が出てる出てるゥ!」とか「今日は一段と自我ってたな(笑)」という受け止め方をするんですよね。普段からみんなが温かい関わり方をしていて。そこがすごく興味深いなといつも感じています。

【今後の展望】期待値を明確にしたコミュニケーションで個々人の力をさらに引き上げ、チーム成果につなげていく

楠 麻衣香

お互いの強みが明確になってさらにチームとして関係性が強固なものになったかと思いますが、今後はチームとして目標を達成していくにあたって、どのようにお互いに強みを活かせそうですか?

寺川課長

チームのミッションとしては新しいものを創り上げていかなきゃいけないので、どうしても状況によっては個人商店的な働き方になって、知見もその人にだけ蓄積されていってしまう側面はあるんですよね。そういうときこそ、それぞれの強みを使う事で無限に広げられていけると感じています。

たとえば私と1on1で会話をしているだけでは限定的になっていきますが、そこに着想を持つメンバーを巻き込んで問いを投げかけることでどんどんアイデアが出てくるだろうし、そこに良い影響を受けて私も大きな絵を描き始めることができます。

そういったアプローチでみんなで案件を創り上げて、チームの成果を大きくしていきたいなと。

楠 麻衣香

日頃からコミュニケーションが多いチームだからこそ、大きなものが作れそうですよね!

寺川課長

はい、なので普段のコミュニケーションでももう少し目的意識を明確にして、「あなたにはこの期待を持って相談しているんだ」というメッセージを伝えながら対話できると、メンバー個人としても自己効力感が上がって、仕事のアウトプットも良いものが出来るんじゃないかなと考えています。

みんな各々が自分の役割を自覚しながら発言をどんどんしてくれるメンバーなので、すごく助かっているんですよね。なのでそれを一層高めていくという意味でも、役割を意識した投げかけをすることで、さらにチームとしてパフォーマンスを上げていきたいですね!

小林部長

繰り返しになっちゃいますが、本当にこのチームはどんな状況においても一人ひとりが前向きに進んでいくんですよね。しかも自分だけが進むのではなく、お互いに関わり合いを持ちながら、というのが素晴らしくて。

今の時代、どの仕事もすごく複雑化して範囲も広がっていく中で、一人ひとりに出来ることには限界があるはずなのに、なぜか属人化していくという矛盾が生じています。このチームも例にもれず難しい仕事を背負っているはずなのに、その中においてこの関係性を築けているのはある意味貴重だなと思っています。

楠 麻衣香

不確実性が高い時代だからこそ、個々の力だけでは限界がありますよね。そのなかでチーム全体で協力しあう姿勢は本当に素晴らしいです。

小林部長

そういったチームが成果をあげれば会社全体の模範にもなりますし、賞賛もされますよね。それなのに当の本人たちはまったく自慢げじゃなくて、周りからは「なんかあの人たちすげーな!」って言われるような、そんなチームをもっと作っていきたいですね。

今日みんなの話を聞いていて、私自身もすごく力をもらいました。ありがとうございます。

楠 麻衣香

本日はすごく素敵な話をありがとうございました!私もこのチームと働きたいです!(笑)

和気あいあいとした雰囲気で終始笑顔の絶えないチームでした♪

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